3/21 ”坂城オンラインワインセミナー”を終えて思うこと

3/21に開催された”坂城オンラインワインセミナー”の講師を務めさせていただきました

このブログでは、セミナーを終えて思うことについて、書かせていただきたいと思います

これまで、社内でソムリエ試験を受験するスタッフ向けに講義を実施してきましたが、今回のように社外の方に向けたセミナー、さらに、オンライン上でのセミナーというのは初めてでした

 

テーマは、NAGANO WINE の現状と展望について

NAGANO WINE が海外の銘醸地と肩を並べるレベルになっているということを伝えたく、参加者の方には事前に銘柄を伏せたワインをお送りし、NAGANO WINE と海外のワインを比べていただき、どちらがNAGANO WINE かを当てていただくクイズも出題しました

 

セミナー準備のため、何軒かのワイナリーさんを訪問させていただき、直接お話も伺ってきました

ワイナリーの皆様も、お忙しい中でお時間を割いてくださり、私の質問に一つずつ丁寧に答えてくださいました

皆様、なんて優しくて温かいんだろうって、すごく感謝でいっぱいでした

そして、造り手の方々の影ならぬ努力の一端を知ることができました

造り手の方々の温かさや、ワインづくりの大変さを改めて感じ、このワインをより多くの方に届けたいしその魅力を知っていただきたいという気持ちが一層強くなりました

 

 

NAGANO WINE 、日本ワインの魅力の一つは、海外のワインと違って、すぐに造り手に会いに行ける距離にあるという点です

ワインを飲めば、造り手の顔が浮かぶ…それって、とても素敵なことだと思いませんか?

さらに、ワインを飲んで疑問に思ったところを、造り手に直接聞くことができたり、自分なりの感想を伝えることもできます

それができるのがNAGANO WINE 、そして日本ワインの良さでもあると思います

 

 

今回のセミナー実施にあたって、主催の坂城町振興公社の方々、びんぐし湯さん館の支配人はじめスタッフの方々、坂城町役場ワイン振興室の清水さん、チラシを作成してくださったデザイナーさん、ワインの瓶詰めと発送作業を手伝ってくださった方々、原稿を何度もチェックしてくれた坂城葡萄酒醸造 代表の成澤、そして何より、参加してくださった参加者の皆様…

多くの方々の協力のおかげで開催することができましたこと、この場を借りてお礼申し上げます

皆様、本当にありがとうございました!

今回のセミナーを通して、多くの方々と一つのものをつくりあげることの意味や、その楽しさを改めて感じることができ、ワインを通してまた新たな繋がりができたことも大きな収穫だったと思います

 

本番では、伝えたいことが溢れすぎてしまい、時間内に収めることができなかったこと、後半以降、駆け足での説明になってしまったこと、画面共有のトラブル等々…至らない点ばかりだったにも関わらず、セミナー後のアンケートでは、多くの方から次回も参加されたいとのご評価をいただき、嬉しくもありましたが、やはりクオリティが低かったなという反省の方が嬉しさを上回ります

今回の数えきれない反省を、次回に繋げることができたらと思います

 

参加者の方から以下のメールをいただきました

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こんばんは、今日はセミナー大変お世話になりました。色々と新しい発見があり、刺激的な時間でした。コロナが収まり、長野のワイナリーに実際に伺って、お話を聞いたりワインを試飲させていただいたりできる日を楽しみにしております。
今日は本当にありがとうございました。

 

 

新型コロナウイルス終息後を見据え、今後もNAGANO WINE の魅力を正しく伝えられるよう、私もこれまで以上に努力しなければならないと感じました

質の高いワインを造る造り手が長野、そして日本には数多く存在します

私たち売り手もそれにしっかりと応えていくべきで、造り手の気持ちを汲み取って、現状を正しく捉え、多くの方に伝えていくことの大切さを改めて感じました

飲み手の皆様には、ぜひ、造り手の想いごと味わっていただけたらと思います

それは、造り手の方々にとっても嬉しいことではないかと思いますし、売り手である私たちにとっても嬉しいことです

 

NAGANO WINE は、近年品質が高まってきているとはいえ、まだ産地としての個性は最大限に発揮されていないといいます

つまり、その産地の特性を持ちつつ、造り手の個性が表現された、世界各地に存在する銘醸地のようなスタイルが、このNAGANOという地で確立されるにはまだまだ時間が掛かるということ

それには、スタイルが確立されるなりの生産量や、さらに高い品質のワインをつくり出す技術が必要だと考えられています

長野県はどんな品種も栽培できる環境にあり、それぞれの土地に合った最適な品種を選択することが可能です

さらに、歴史ある老舗の造り手〜新進気鋭の新しい造り手までと様々な造り手が存在し、栽培される品種だけでなく、個性ある造り手が今後もますます増えていくはずです

NAGANO ならではのクオリティと方向性を模索し続け、NAGANO にしかできない多様性のある豊かな産地が形成されていくにつれ、NAGANO WINE のスタイルが確立していくのだと思います

NAGANO ならではのワインとその楽しみ方が確立され、NAGANO の地酒のひとつとして認識されていったなら、もっともっとNAGANO WINE の世界が広がっていくと思います

私にできることは、NAGANO WINE の魅力を伝えていくことにあると思うので、それに相応しい知識を身に付け、経験を積んでいきたいと思っています

 

 

今回のセミナーでご紹介した、2つのNAGANO WINE は、NAGANO WINE SHOP にてご購入いただけます

テイスティングしていただき、気に入った!という方、また、ご参加できなかったという方も、ぜひチェックしてみてください

 

▼坂城葡萄酒醸造 猫じゃらし 2019

https://nagano-wine-shop.jp/collections/vino-della-gatta/products/sakaki-neko-souvignon

 

▼テールドシエル ピノ・ノワール樽 2018

https://nagano-wine-shop.jp/collections/terre-de-ciel/products/terre-de-ciel-pinot-noirbarrel-2018

 

最後まで、お付き合いいただきありがとうございました

今回のセミナーで、お伝えできなかかった部分は、今後のセミナーやブログにてご紹介させていただきたいと思います

 

 

 

坂城葡萄酒醸造株式会社/NAGANO WINE SHOP 

宮下 綾