-
アルカンヴィーニュ
-
VinVie (ヴァンヴィ)
-
VILLA D’EST WINERY(ヴィラデストワイナリー)
-
Cantina Riezo(カンティーナ・リエゾー)
-
KUSUNOKI WINERY(楠わいなりー)
-
坂城葡萄酒醸造(Vino della GATTA)
-
ジオヒルズ(ジオヒルズワイナリー)
-
Shinshu Takayama Winery(信州たかやまワイナリー)
-
たかやしろファーム&ワイナリー
-
Terre de ciel(テールドシエル)
-
NAGOMI VINEYARDS(ナゴミ ヴィンヤーズ)
-
NORTHERN ALPS VINEYARDS(ノーザンアルプス・ヴィンヤード)
-
はすみふぁーむ&ワイナリー(HasumiFarm&Winery)
-
Rue de Vin(リュードヴァン)
-
Le Milieu(ル・ミリュウ)
-
Wa Yawata(ワ・ヤワタ)
-
委託醸造ヴィンヤード
-
アルカンヴィーニュ
-
VinVie (ヴァンヴィ)
-
VILLA D’EST WINERY(ヴィラデストワイナリー)
-
Cantina Riezo(カンティーナ・リエゾー)
-
KUSUNOKI WINERY(楠わいなりー)
-
坂城葡萄酒醸造(Vino della GATTA)
-
ジオヒルズ(ジオヒルズワイナリー)
-
Shinshu Takayama Winery(信州たかやまワイナリー)
-
たかやしろファーム&ワイナリー
-
Terre de ciel(テールドシエル)
-
NAGOMI VINEYARDS(ナゴミ ヴィンヤーズ)
-
NORTHERN ALPS VINEYARDS(ノーザンアルプス・ヴィンヤード)
-
はすみふぁーむ&ワイナリー(HasumiFarm&Winery)
-
Rue de Vin(リュードヴァン)
-
Le Milieu(ル・ミリュウ)
-
Wa Yawata(ワ・ヤワタ)
-
委託醸造ヴィンヤード
9 products

ヴィラデスト プリマベーラ シャルドネ 2018
通常価格 ¥3,190ぶどう品種:シャルドネ100% |
産地:小諸市、東御市、上田市産 |
収穫年:2019年 |
内容量:750ml |
アルコール度数:12% |
製造者:株式会社 ヴィラデスト ワイナリー |
栽培醸造責任者:小西 超 |
生産本数:2,772本 |
◆商品説明◆ 日本を代表するプレミアムワインを数多く生み出し、「NAGANO WINE」を語る上で欠かせない存在のヴィラデストワイナリーさん。こちらのワインは、ワインコンクールで何年にも渡り評価を受けているシリーズのひとつ、プリマベーラシリーズのシャルドネです。 ぶどう自身の香りの特徴が少なく、ニュートラルといわれるシャルドネは、産地の個性や醸造、熟成方法が素直に引き出される品種といわれています。 ヴィラデストワイナリー代表取締役社長で栽培醸造責任者の小西さんも、「シャルドネは適応力があって比較的育てやすいブドウ、はっきりとわかりやすい香りはないが、しっかりとした芯を持つ品格を感じます。また、育つ土地の気候や土壌、そして造り方によっても姿を変えます。」というように”dancyu合本ワイン”の取材でも話されていました。 こちらのシャルドネは、樽発酵、樽熟成という工程を踏んでいます。樽発酵、樽熟成と聞くと樽の感じが前面に出てくるのでは?と思ってしまいますが、実は逆で、樽の印象が程よくワインに溶け込みエレガントな印象になる製法なんです。 この樽発酵、樽熟成は、小西さんのワイン造りの師匠だった 故 麻井宇介さんの教えでもあります。樽に負けないブドウ本来の力があるからこそ、樽発酵、樽熟成の工程でさまざまな要素が加わり、魅力もパワーも増し、凝縮感のあるワインになるといいます。樽発酵での、シュール・リーによる澱からの複雑な香り(トースト、ナッツ)が生まれ、樽熟成での穏やかな酸化熟成によって、ワインに少しずつ酸素が供給され、やさしくかどの取れた味わいになるんだそうです。 この製法を最大限に活かすために必要なのは、樽に負けないブドウです。地道に畑作業に取り組み、健全なぶどうを収穫するといった基本的なことを忠実に守り抜く、ヴィラデストさんのスタイルがこの製法には欠かせません。 クリアな果実の中に、上品に香る木樽のニュアンスが感じられるこちらのシャルドネは、その品種個性をうまく引き出した、まさにお手本のような造りのワイン。東御市という冷涼な土地の個性が最大限発揮されています。シャルドネ好きの方はもちろん、これからワインを飲んでいきたいと考えている方にも、NAGANO WINE を代表するシャルドネとして自信を持っておすすめできる1本です。
~テイスティングコメント~ グリーンがかった状態からやや抜けた、きれいなレモンイエローの色調。フレッシュな柑橘や洋梨などの果実の香りと木樽由来のバニラの香り、次第に鉱物的なミネラルの要素やバターなど乳製品の香りも現れてきます。 味わいのアタックは、プリマベーラ(新緑)のように爽やかでフレッシュな果実の印象がありながらも口当たりは滑らか。丸みのある酸が全体を穏やかに包みます。樽発酵と樽熟成、どちらも行うことにより、木樽の香りを抑え、フレッシュな果実味もしっかりと感じることができます。わずかに感じるバターのようなコクのある香りや穏やかな木樽のニュアンスが全体に厚みを持たせ、果実のフレッシュな印象だけでは終わらない複雑さ、そして、酸味がバランスよく味わいに溶け込んだ、バランスの取れた上品なスタイルのワインです。 小西さん曰く、このプリマベーラシリーズのシャルドネは、比較的軽やかな味わいが特徴なので、メイン料理というよりは前菜、クリーム系でも濃度が軽めのものがおすすめだそうです。 2020/10/19試飲
◆ソムリエayaのペアリング提案◆ 今日の夕飯にいかがですか?
木樽熟成したシャルドネは、やわらかで丸みのある味わいなので、チーズを挟んだチキンカツを合わせました。木樽由来のコクが油で揚げたチキンカツのコクと合わさり、両方の美味しさがより引き立ちます。バターのような乳製品の香りと、チキンの中で程よく溶けたチーズも好相性。ソースをかけてもいいですが、シンプルに塩というのもおすすめです。
ワインの乳製品のような香りに合わせて、少量のヨーグルトと生クリームで酸味とコクを加えてみました。じゃが芋の持つ甘みをシンプルに味わいたかったので具材は玉ねぎ・人参と少なめに。滑らかな口当たりのワインなので、じゃが芋はしっかりと潰して滑らかにし、ワインとの質感を合わせました。ワインの酸がじゃが芋の甘みを引き立て、また、隠し味で加えたヨーグルトの酸や生クリームのクリーミーなコクがワインの果実感を増幅させるような相乗効果が生まれるペアリングです。ソーヴィニヨン・ブランと合わせるなら、具材はキュウリを入れるなど、ぶどう品種によってポテトサラダの具材やマヨネーズの量を変えるとペアリングの幅が広がりそうです。 |

ヴィラデスト ソーヴィニヨンブラン 2018
通常価格 ¥3,630ぶどう品種:ソーヴィニヨン・ブラン |
産地:東御市自社畑産 |
収穫年:2018年 |
内容量:750ml |
アルコール度数:12% |
製造者:株式会社 ヴィラデスト ワイナリー |
栽培醸造責任者:小西 超 |
生産本数:2,728本 |
◆商品説明◆ グレープフルーツ・パッションフルーツ・ハーブなど、独特の芳香を持ったアロマ。フランスのロワールやボルドーだけでなく、世界中で人気が高まっている品種です。 冷涼地のものは柑橘やフレッシュハーブの香り、温暖地のものはパッションフルーツの香り。といったように、産地ごとの特徴が表現されながらも、品種の明確な個性が感じられるのが最大の特徴ではないでしょうか。柑橘やハーブのフレーバーが際立った爽やかなタイプから、ボルドーなどのように樽熟成を経た厚みのあるタイプまでと、味わいも多岐に渡ります。 ヴィラデストさんは、このソーヴィニヨン・ブランをシャルドネに継ぐ新しい品種として2008年から栽培。標高850メートルの高地に畑があるため、酸が残りやすいのが特徴。グリーンの爽やかな香りが主体となった、品種個性がきれいに表現された1本です。 このソーヴィニヨン・ブランが育った畑の土壌は、粘土質土壌と火山灰土壌が組み合わさっていて、粘土質土壌で育ったブドウからは、凝縮感のあるワイン。香りが開くのに少し時間がかかるとされるいわゆる長塾型のワインが生まれ、火山灰土壌で育ったブドウからは、早くから飲みやすい、やわらかくやさしい味わいのワインが生まれるといいます。 つまり、この二つの土壌が合わさることで、よりバランスの取れたお互いの特徴を補い合えるワインが生まれるんだとか。ヴィラデストさんのワインの特徴ともいえる、整った印象やバランスの良さの秘密はここにもあるのかなと思います。 日本で育つと、やさしく上品で控えめな香りになると言われているソーヴィニヨン・ブラン。海外で造られているような香りのインパクトはありませんが、その分幅広い料理と合わせることができるのが魅力です。 ~テイスティングコメント~ ややグリーンがかったレモンイエローの色調。 香りは、フレッシュなグレープフルーツ、フレッシュハーブ、石灰、わずかにムスクの印象も感じられますが、グリーンノートの爽やかさが主体となった香りです。 味わいのアタックはとても穏やかで、柑橘やハーブのフレッシュなフレーバーが口いっぱいに広がります。 キレのあるクリアな酸が、フレッシュな柑橘などのフレーバーの中に浮かび上がり、上品な印象を感じさせます。 まろやかな口当たりが心地よく感じられ、その丸みのある質感にアルコールのボリュームやムスクのようなフレーバーが重なり、味わいがより膨らんでいきます。 後半以降も続く持続的な酸が、全体に芯の通った印象を与え、ミネラルを伴った苦味や栗のはちみつのような甘やかなフレーバーが、心地よい余韻を感じさせてくれます。 ヴィラデストさんのサイトでは、魚介のカルパッチョや塩焼き、シンプルな野菜料理などに合わせて。という提案をされています。 ワインのグリーンノートやムスクの香りに合わせて、グリーンの果肉のマスクメロンと合わせてみたいです。まだ完熟していないタイプがいいかもしれません。 すごくベタかもしれませんが、生ハムメロンと合わせるのも◎ 2021/1/23試飲
◆ソムリエayaのペアリング提案◆ 今日の夕飯にいかがですか?
このワインに合うおすすめ料理~副菜編~【生ハムメロン】 ワインが生ハムの旨味とメロンの美味しさを引き上げてくれ、ワインの果実味も膨らみます。黒胡椒は、多めにかけると辛味が際立ってしまうので、かけたい場合は控えめにするのがベター。イタリアでは、マルサラ酒でメロンをマリネするそうですよ。 このワインに合うおすすめ料理~デザート編~【メロンとバニラビーンズのシャーベット+バニラアイス】 鞘から出したバニラビーンズと白ワイン、グラニュー糖を弱めの中火にかけ、香りが立ってきたらカットして凍らせたメロンと合わせてミキサーにかけます。冷凍庫で1時間ほど落ち着かせて、バニラアイスと共に器に盛る。仕上げにカルダモンパウダーを振りかければ、ワインの爽やかな香りとよく合う、贅沢な大人のデザートになります。 |

アルカンヴィーニュ ブラン 2017
通常価格 ¥2,190ぶどう品種:竜眼、シャルドネ |
産地:長野県産(竜眼89%、シャルドネ11%) |
収穫年:2017年 |
内容量:750ml |
アルコール度数:11% |
製造者:日本ワイン農業研究所(株)「アルカンヴィーニュ」 |
◆商品説明◆ シルクロードを経由して中国、日本へ伝来したと言われ、薄く灰色がかった紫色の果皮を持つ東洋系欧州品種、竜眼を主体としたワインです。ぶどう一粒一粒が大きく龍の目のような形をしていることからその名が付けられ、別名「善光寺ぶどう」とも呼ばれる竜眼は、明治初期から善光寺がある長野市周辺で栽培されてきたぶどうです。甲州のようなポテンシャルを秘めた、長野県が今後世界に発信していきたいぶどう品種でもあります。 いい意味でニュートラルなので、どんな料理にも合わせやすい竜眼。 味わったことのない方にはぜひ一度は味わっていただきたい、NAGANO WINE SHOP 一押しの品種、竜眼から造られたワインです。 ~テイスティングコメント~ ややベージュがかったレモンイエローの色調。 レモンピールのような苦味を伴った爽やかな香りとミネラル感が主体となった香りです。 味わいのアタックは穏やかですが、香りでは感じられなかったジャスミンのような華やかで少しエキゾチックなフレーバーと共に和梨をかじったような水々しい果実感が口いっぱいに広がります。水々しい果実感にアルコールがしっかり重なるので適度な厚みを感じつつ、マイルドながらも豊かな酸が凛とした印象を与えています。 中盤以降、ミネラル感を伴った塩味と苦味が全体にアクセントをつけ、その心地よいミネラル感はジャスミンのようなフレーバーとともに余韻まで続きます。 竜眼の透明感あふれる水々しさがきれいに表現された、控えめながらも華やかなフレーバーが印象的なワインです。 お刺身、天ぷらなど素材の味を生かした繊細な味付けの和食と特に相性が良いです。 2020/12/14試飲
このワインに合うおすすめ料理〜主菜編〜 【真鯛のお刺身】 ワインの繊細な印象を生かすため、ここは醤油ではなく塩とわさびで!真鯛の旨味が膨らみ、わさびが程よいアクセントになっています。昆布塩がある方はぜひ昆布塩をかけてお召し上がりください!ワインのミネラル感とうまくリンクして、お刺身の旨味がよりアップしますよ。
ワインと合わせるので、西洋野菜のクレソンをセレクト。ブリと一緒に軽く昆布だしにくぐらせることで青っぽさを飛ばし、ほろ苦さだけを残しました。白ワインと合わせると臭みが出やすい血合いの入ったブリも、クレソンが生臭さを抑えすっきりさせてくれます。ワインにある柑橘の風味とゆず果汁の入ったポン酢、さらにワインの水々しさと大根おろしでテクスチャーを合わせれば、至福の組み合わせに!脂ののったブリも、このワインと一緒ならすっきり美味しくいただけますよ。 |

アルカンヴィーニュ シャルドネスパークリング 2019
通常価格 ¥3,630ぶどう品種:シャルドネ | |
産地:長野県産(シャルドネ100% ) | |
収穫年:2019年 | |
内容量:750ml | |
アルコール度数: | |
製造者:日本ワイン農業研究所(株)「アルカンヴィーニュ」 |
|
生産本数: | |
|
アルカンヴィーニュ ジュベニール メルロー・カベルネ2019
通常価格 ¥3,190ぶどう品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン |
産地: |
収穫年:2019年 |
内容量:750ml |
アルコール度数: |
製造者:日本ワイン農業研究所(株)「アルカンヴィーニュ」 |
生産本数: |
◆商品説明◆ メルローを主体にカベルネ・ソーヴィニヨンがブレンドされたミディアムボディの赤ワインです。 9ヶ月樽熟成されておりますので、樽からの成分がワインに与えられ、香りや味わいがより複雑に、そして、穏やかに熟成されまろやかで角の取れた口当たりをぜひお楽しみください。
~テイスティングコメント~
◆ソムリエayaのペアリング提案◆ |

ヴィラデスト プリマベーラ メルロー 2018
通常価格 ¥3,190ぶどう品種:メルロー |
産地:東御市、小諸市、上田市産 |
収穫年:2018年 |
内容量:750ml |
アルコール度数:12% |
製造者:株式会社 ヴィラデスト ワイナリー |
栽培醸造責任者:小西 超 |
生産本数:3,759本 ◆商品説明◆ 「NAGANO WINE」を語る上で欠かせない存在のヴィラデストワイナリー。毎年安定感のあるワインをリリースしているヴィラデストさんのワインは、赤、白すべてのワインに共通して、ぶどう品種の個性がきちんと感じられ、安定感があり整った印象を受けます。 それは、地道な畑作業を行って健全なぶどうを収穫し、ワイナリーを清潔に保つといった基本的なことを忠実に守り抜いているからこそ生まれるものだと感じています。 甘く熟した濃縮感のある果実香、丸みがあって親しみやすい味わいの品種 メルロー。若いうちから楽しめて、成熟すると複雑な風味を生み出すとされる人気品種ですが、日本の気候では熟させるのが難しく、青臭い印象が出てしまうこともあるといわれています。 そんなメルローもヴィラデストさんの手にかかれば、ぶどう本来の美しさが閉じ込められたかのようにキレイな印象で、青臭さとは無縁のメルローに仕上がります。 このワインに使われたブドウの一部は、八重原という標高700メートルの高台にある自社ブドウ畑で育ったメルローが使われています。八重原は、北には浅間山、南には蓼科山と、南北を山々に育まれた場所にある東御市の千曲川左岸にある地区。ヴィラデストワイナリーと千曲川を挟んで対岸に位置します。八重原の強い粘土質の土壌からは、骨格のしっかりした力強いブドウが育ち、色調・味わいともにしっかりした凝縮感のあるワインができるといいます。 小西さんはこの八重原という土地にポテンシャルを感じ、2015年から栽培を開始。樹齢は5〜6年と若く、味わいに深みが出るのはこれからだといいますが、将来に向けて期待している畑のひとつ。2020年からこの八重原で育ったメルロー単独でワインをリリースするほど、期待を寄せています。 そして、このプリマベーラシリーズは小諸市で育ったメルローが最も多く使われているといいます。小諸市のメルローを育てたのは、長野県建築士会会長でもある荻原 白さん。荻原さんは、玉村さんの古くからの友人で、1992年春に現ヴィラデストワイナリーのワイン用ブドウの苗木が定植される際、支柱を立てる作業を手伝われた方のひとりでもあり、この作業を行った12年後には、荻原さんの設計管理によってヴィラデストワイナリーが建設されています。荻原さんの畑の土壌は浅間山の近くで、その噴火で飛んできた軽石が含まれる水はけの良い火山灰土壌。 八重原の粘土質土壌のメルローとブレンドされることで、よりバランスが取れ、両者の特徴を補い合えるといいます。 NAGANO WINE の裾野を支えるのは、栽培しやすく、品質的にも安定しているメルローやシャルドネだと考えている小西さん。どんなシチュエーションにも対応できる万能でバランスの取れたメルローは、年代を問わず楽しんでいただける品種のひとつだと思います。さらに、日本のメルローは、他国のメルローに比べて穏やかな香りと繊細でやさしい味わいが特徴でもあります。素材の味を活かした繊細な味付けの料理にも、そっと寄り添ってくれる1本ではないでしょうか。 |
~テイスティングコメント~ やや濃いめのダークチェリーレッドの色調。 香りの第一印象は控えめで、上品なロースト香が立ち上ります。 次第にフレッシュなブラックベリーやオレガノのようなドライハーブの香りも現れてきますが、全体的に抑えのきいた落ち着いた印象の香りで、グラスを回して空気に触れさせても、香りは安定しています。 味わいのアタックはソフトで、香りで感じられたロースト、そしてブラックベリーやドライハーブのフレーバーが穏やかに広がります。それらのフレーバーがアルコールと程よく調和し、芯の通った酸が味わい全体を支えます。後半にかけて、しなやかでフレッシュ感のあるタンニンが心地よく広がるとともに、余韻ではわずかな清涼感や果実のフレーバーを残してくれます。上質なぶどうのエキスを飲んでいるような、安定感のあるスタイルのワインです。 メルローと相性がいいとされる根菜類の中でも、ごぼうのような香りの強いタイプではなく、じゃが芋のようなクセの少ない食材を使った料理が、このワインと特に合いそうです。 2020/11/2試飲
今日の夕飯にいかがですか? このワインに合うおすすめ料理~副菜編~【じゃが芋のガレット】
このワインに合うおすすめ料理〜主食編〜 【お好み焼き】 |

ヴィラデスト ピノ・グリ 2018
通常価格 ¥3,630ぶどう品種:ピノ・グリ |
産地:長野県東御市自社畑産 |
収穫年:2018年 |
内容量:750ml |
アルコール度数:12% |
製造者:株式会社 ヴィラデスト ワイナリー |
栽培醸造責任者:小西 超 |
生産本数:1,102本 |
◆商品説明◆ 黒ぶどうのピノ・ノワールが突然変異して生まれたピンク色の果皮を持つピノ・グリ。 フランスで最も成功しているのはアルザス地方で、南国系フルーツや蜂蜜のような芳醇なアロマ、ボリューム感のあるリッチなスタイルで、貴腐ワインも造られています。 イタリアではピノ・グリージョと呼ばれ、洋梨や蜂蜜を思わせる濃厚で芳醇な香りにオイリーで厚みのあるスタイルが一般的ですが、柑橘系の爽やかな酸味を引き立たせたすっきりした味わいを目指す生産者も多く、ピノ・グリージョによるオレンジワインも生産されています。 ヴィラデストさんのピノ・グリは、そのどちらのスタイルにも当てはまらない、東御市の気候風土が表現されたものなんだそう。早熟なピノ・グリは、標高が低いと酸が落ちやすいため、920メートルという、ヴィラデストワイナリーの自社畑の中では最も高い場所に位置する畑で栽培されています。その高地から生み出されるピノ・グリは、味わいの凝縮感、余韻の長さを兼ね備えたキレイな酸が特徴のワインに仕立てられます。 ヴィラデストワイナリー代表取締役社長で栽培醸造責任者の小西さんより以下のようにご紹介いただきました。 『セミアロマティック品種と言われるピノ・グリによるワインなので、シャルドネよりもアロマが豊か。グリ系のブドウなので、通常の白ワインよりタンニンも多め。そこまでオイリーではないけれど、シャルドネより厚みがあり、派手さはないけれどじんわりと美味しさが感じられるワインです。』 その他にもワイン造りに携わるようになった経緯や、栽培・醸造のお話をたくさんしていただきました。造り手の生の声を聞き、その美味しさの陰には苦労や努力が詰まっていることを知ると、より美味しさが増すように思います。飲み手の皆さまには、その造り手の想いごと味わっていただけたらと思っています。 ~テイスティングコメント~ 輝きのあるイエローの色調で、やや強めの粘性が見られます。 大ぶりの和柑橘やフレッシュな洋梨、アプリコットなどの香りが中心で、わずかに鉱物的なミネラルのニュアンスも感じられます。 味わいのアタックはやさしく、香りで感じられた果実のフレーバーが穏やかに広がります。 すぐに芯の通った酸が現れ、味わい全体を引き締めつつ、アルコールのボリュームや、ややオイリーな質感によって味わいが膨らんでいきます。 和柑橘やアプリコットなどのフレーバーが心地よく続く中で苦味が現れ、コクのような旨みが加わります。後半以降でも続くクリアな酸が、味わいに透明感を与え、わずかな渋みと調和して心地よく長い余韻をつくります。果実の甘み、酸味、アルコールのボリュームに、ややオイリーでなめらかな質感が加わることで、味わいがより立体的になり、流れるような飲み心地になっています。 まろやかな口当たりながら芯のある酸味を持った、フレッシュで軽やかな印象とボリューム感を兼ね備えた1本です。 抜栓1日目は酸もしっかり感じられ、フレッシュな印象。2日目は1日目より酸がやわらかくなり、落ち着いた印象になっていきます。温度が上がると、より熟度の高いフルーツの香りへと変化し、アプリコットのコンポートや蜜っぽい印象が感じられるようになります。 滑らかな口当たりですが骨格がしっかりしているので、しっかりした味わいのお料理にも合いそうです。「派手さはないが、じんわりと美味しさが感じられるワイン」と小西さんが話されていたので、いなり寿司や油揚げのお浸しのようなお料理も、そのイメージにぴったりではないでしょうか。 2020/11/12試飲
今日の夕飯にいかがですか? このワインに合うおすすめ料理〜主食編〜 【柚子いなり】 甘じょっぱい出汁がたっぷり染み込んだいなりは、まさに派手ではないけどじんわりと美味しさが感じられ、ワインのイメージにぴったり。寿司飯に入った柚子果汁の風味がワインの果実味ともよく合います。温度はやや高めの方がワインの質感がより滑らかに、果実の印象もより角が取れ、いなり寿司がさらに美味しく感じられました。 茶碗蒸しも、じんわりと美味しいというワインのイメージに合う料理。このワインが持つ心地よい苦味を茶碗蒸しの銀杏と合わせました。グリ系のぶどうから造られたワインなので、他の白ぶどう品種よりコクや旨味が感じられ、それが茶碗蒸しの出汁にマッチしていました。大ぶりのグラスを使って高めの温度で飲むことで、温かい茶碗蒸しともより合わせやすくなります。茶碗蒸しと合わせるなら、酸が少し落ち着いてくる抜栓2日目くらいの状態がおすすめです。少し熟成させてから抜栓する場合は、1日目から合わせてもいいかもしれません。
このワインに合うおすすめ料理~副菜編~【セロリの梅酢漬け】 ワインの深みに合わせて、米酢ではなく梅のエキスが詰まった梅酢を使用しました。ピクルスの酸味とワインの酸が合うのはもちろんですが、グリ系ぶどうによるわずかな渋みもマッチします。セロリ以外にも、大根・カブ・レンコン・ミョウガのような和野菜でも美味しそうです。 |