◆商品説明◆
メルローを主体に、カベルネ系の品種がブレンドされた、いわゆるボルドーブレンドの赤ワインです。
近年のボルドーワインは、果実の甘みがあるタイプや軽くてソフトなタイプも登場していますが、本来はどっしりと重く、渋みがあってすぐに飲まずにヴィンテージワインとして楽しむのが主流です。
長野県で造られるボルドーブレンドの赤ワインは、本場ボルドーのように何年も寝かせなくても若いうちから楽しめるタイプが多く、信州たかやまワイナリーさんが手がけるこのワインも、まさに若いうちから楽しめるタイプです。
しっかりとしたタンニンなのに、やさしい口当たりなので、ついつい飲み進めてしまえるところが良質な日本の赤ワインの特徴のひとつではないでしょうか。
やわらかい肉質が表現されたお料理や、青っぽいニュアンスのある食材を使ったお料理は、ボルドーブレンドの赤ワインと好相性。今夜はお肉が食べたい!という時に合わせていただきたい1本です。
~テイスティングコメント~
落ち着いた濃いめのダークチェリーレッドの色調。
香りは、フレッシュな桑の実やブラックチェリーなどの果実を軸に、スミレ、フレッシュハーブ、シナモン、クローブ、スモーキーで香ばしい香り、わずかに感じられるインクなど様々な要素がグラスいっぱいに広がります。
味わいのアタックはやさしく、フレッシュな果実感と香りで感じられた様々なフレーバーが穏やかに口の中に広がります。中盤にかけて、アルコールが全体に厚みを持たせることで味わいがより膨らみ、やさしい酸がフレッシュな果実感を支えます。
滑らかなタンニンも心地よく、後半にかけてフレッシュハーブのようなフレーバーが口の中をすっきり爽やかにさせてくれます。爽やかな印象の中にもオーク樽や果実の甘さが酸味とともにしっかり残るので、余韻は長く感じられます。
そして、ゆっくり時間をかけて飲み進めると、樽の甘い印象がさらに膨らみます。
複雑性のある豊かな香りと余韻の長さから、ポテンシャルを感じさせてくれる1本は、今飲むならピュアでフレッシュな果実感を、2~3年熟成させればより落ち着いた印象を楽しめそうです。
2020/11/9試飲
◆ソムリエayaのペアリング提案◆
今日の夕飯にいかがですか? 実際に試してみたおすすめご飯
このワインに合うおすすめ料理〜おつまみ編〜 【ナガノパープルの生ハム巻き】
ナガノパープルは、種がなく皮ごと食べられる大粒の黒ぶどう。これに生ハムを巻いたら完成。オリーブオイルと黒コショウを忘れるというミスを犯したにも関わらず、素晴らしい相性でした。生ハムの油分がワインの後味をまろやかにまとめ、さらに生ハムの塩気が加わることでワインの果実味がより引き立っていました。皆さまはオリーブオイルと黒コショウをお忘れなく。ナガノパープルは長野県でしか栽培されていないようです。入手が難しい場合は、種無しの巨峰などで代用してみてください。
このワインに合うおすすめ料理〜主菜編〜 【豚肉の梅しそ巻きフライ】
ワインのフレッシュな清涼感としそを合わせたペアリング。ワインの酸と梅肉の酸味が合うのはもちろん、ワインを飲むことで揚げ物の油分を程よくリセットでき、ワインも食事も両方進んでしまうほど好相性。
このワインに合うおすすめ料理~主菜編~【ステーキ】
味付けはシンプルに塩とブラックペッパー。口の中に溢れる肉汁がワインの果実感と混ざり合い、酸やタンニンが肉本来の旨味をより引き立ててくれます。樽の香ばしさと表面をこんがり焼いたお肉も好相性。このワインと合わせることで、最後の一口までお肉を飽きずに食べられる、満足度の高い組み合わせです。
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