◆商品説明◆
このメルローが育った御牧原の土壌は地元の特産品の「白土馬鈴しょ(ミマキ男爵)」が育つ強粘土質の土壌で、メルローと相性が良い土壌としても知られています。
リリース1年目から高い評価を受けているジオヒルズさんのメルロー。
2019ヴィンテージは、野生酵母を使用し自然発酵させた造り。そして、前年の2018ヴィンテージはアメリカ酵母を使用して遊び心を表現されたといいます。
あと数年は、その年ごとにテーマを変えて色々な可能性を試していくそうなので、次のヴィンテージは今回とはまた違った印象のワインになるはずです。
同じ畑の同じ品種で造った同じ銘柄のワインであっても、ヴィンテージやその作り方によって違いを楽しめるのがワインのおもしろさでもあると思います。そんなワインならではの醍醐味をぜひ皆さまにも感じていただけたらいいなと思います。
~テイスティングコメント~
淡めのダークチェリーレッドの色調。
香りはフレッシュなプラム、ブルーベリー、グリーンノート、なめし革やジビエ、鉄など、様々な要素が折り重なります。
アタックは穏やかで、ジューシーで豊かな果実味が口いっぱいに広がります。
しっかりとした酸ですが、その質感ややわらかく上品なイメージで、アルコールのボリュームときれいに調和します。
ほのかに感じるメントールのフレーバーが爽やかな印象を与えます。
なめらかなタンニンがなめし皮やジビエのような深みのあるフレーバーと重なり、豊かな果実感とともにやわらかで心地よい余韻をつくります。
抜栓から2~3日経過すると、なめし皮やジビエの香りが落ち着き、全体の味わいにより調和した印象に変化しました。
1日で飲みきれなくても、数日かけて味わいの変化を楽しめる1本です。
その土地の特産物や地方料理とそこから生まれたワインは合うといわれているのですが、ジオヒルズさんがある御牧ヶ原は、馬の名産地としても知られ、奈良時代より朝廷に献上してきたという古い歴史があるので、馬刺しとのペアリングもおすすめ。また、小諸市は美味しいそば処が豊富な地域として江戸時代から蕎麦づくりが盛んな地域なので、鴨せいろ蕎麦や鴨南蛮蕎麦のようなペアリングもおすすめです。
2021/1/19試飲
◆ソムリエayaのペアリング提案◆
今日の夕飯にいかがですか? 実際に試してみたおすすめご飯
このワインに合うおすすめ料理~副菜編~【馬刺し(赤身)】
ワインに感じるジビエのフレーバーと馬肉がぴったり。馬肉のやわらかな肉質とメルローのやわらかな質感もきちんと合っています。付属の「馬刺しのたれ」は、少し甘みのある醤油ベースのたれで、ワインの果実味とも相性が良く、すりおろした生姜を添えることでさらに味わいが膨らみます。
このワインに合うおすすめ料理~副菜編~【鴨せいろ蕎麦】
ワインのやわらかな甘みと、鴨の脂でまろやかさがプラスされた蕎麦つゆ(かえし)の甘みがグッドバランス。途中から、かえしとワインが口の中で一体化するような感覚になって、お互いの美味しさがより引き立ちます。蕎麦に含まれるルチンという成分は赤ワインのポリフェノールの一種でもあるので、成分的にも好相性。旨味がありながらも繊細な印象の蕎麦が、ワインの上品な質感ともよく合います。
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