ヴィンヤード・カラリア・オポチュニティー・シャルドネ 2019

ヴィンヤード・カラリア・オポチュニティー・シャルドネ 2019

通常価格 ¥4,290
/
税込

ぶどう品種:シャルドネ 100%
産地:長野県立科町産
収穫年:2019年
内容量:750ml
アルコール度数:13%
製造所:日本ワイン農業研究所株式会社「アルカンヴィーニュ」
加工所:株式会社ヴィラデストワイナリー
販売者:トラストアンドアソシエイツ株式会社

◆商品説明◆

 日本酒の「吟醸香」のような香りをワインから感じたことってありますか。

ワインから日本酒の香りがするなんて、不思議ですよね。

この香りは発酵に由来する香りらしいのですが、日本酒では「吟醸香」と評価されているのに対し、ビールでは「エステル臭」と呼ばれ、あまり好ましくないとされているようです。では、ワインで感じる「吟醸香」はどうでしょうか。

ワインで感じる「吟醸香」を長野のテロワールとして認識されている方もいますし、イタリアのヴェルディッキオという品種からそれを感じるという方もいます。

いずれも、和食に合わせやすい側面からポジティブに捉えられていました。

こちらのワインからも、日本酒の「吟醸香」に近い芳醇な香りが感じられます。

日本酒と合わせるのに近い感覚で、ペアリングしていただけると思います。

高評価を受けた2017年のファーストヴィンテージ。2019ヴィンテージも、これまでのスタイルはそのままに、2019年の作柄を反映した味わいです。

 

~テイスティングコメント~

輝きのある濃いめのレモンイエローの色調。

フレッシュなグレープフルーツ、りんご、アカシア、石灰や鉱物のようなミネラル感、そして、ヘーゼルナッツのような日本酒の吟醸香に近い芳醇な香りが加わることで、フレッシュな中にも厚みのある印象が感じられる香りです。

味わいのアタックは穏やかで、フレッシュな柑橘を中心とした果実のフレーバーと、フレッシュでキレのある酸が口の中に広がります。

中盤にかけて、アルコールのボリュームや、ヘーゼルナッツのようなフレーバーが加わることで、厚みのある印象に。質感も滑らかに感じられます。

後半以降に感じるミネラルを伴った程よい苦味が、前半から続くフレッシュな柑橘のフレーバーや持続的で伸びやかな酸と重なり、味わい全体に深みを与えつつ、余韻を心地よく引っ張ってくれます。芯の通った酸が後味をスッキリした印象へと導きます。

温度が上がると、より熟度の高いフルーツの香りへと変化し、質感もよりやわらかく、酸も角が取れてやさしい印象に。ミネラル感もより膨らみます。

フレッシュな柑橘の果実感と、厚みのあるボディを同時に楽しめる1本です。

2021/1/23試飲 

 

◆ソムリエayaのペアリング提案◆ 

今日の夕飯にいかがですか?
実際に試してみたおすすめご飯


このワインに合うおすすめ料理〜副菜編〜 【真鯛のカルパッチョ】

昆布塩とオリーブオイルで調味。ワインの豊かなミネラル感が真鯛の旨味を引き出してくれます。昆布のグルタミン酸と真鯛のイノシン酸の旨味の相乗効果、その強い旨味をワインが受け止めます。

 
このワインに合うおすすめ料理〜主菜編〜 【塩味のおでん】

ワインの香りに合わせて、日本酒でほんのり香りをつけた塩をベースに味付けしたおでん。大根、はんぺん、竹輪、白こんにゃくなどの素材を引き立てる、ワインの吟醸香がポイント。ワインのミネラル感と昆布出汁が染み込んだ具材も好相性です。おでんにはいつもからしを添えますが、ワインと合わせるときはマスタードにすることで、ワインとマスタードの酸が同調し、よりワインと相性が良くなりますよ。おでんと合わせるときは、ワインをやや高めの温度帯にしてトーンを合わせるのがおすすめです。

 

このワインに合うおすすめ料理~デザート編~ 【和梨と日本酒のゼリー】
ワインに感じる吟醸香を合わせたペアリング。日本酒と水を1:2の割合で合わせて、グラニュー糖とともにゼラチンで固めます。角切りに切った和梨と合わせて完成。アルコールをほとんど飛ばしていない大人向けのデザートです。1月ですが、長野県には和梨(幸水)を出荷している農家さんがいて、産直コーナーで運よく購入できました。もちろん、和梨以外のフルーツでも◎